トップ > ニュース >北日本新聞ニュース >砺波の台風被害用水にポンプ 応急用、国の貸与活用

北日本新聞ニュース

砺波の台風被害用水にポンプ 応急用、国の貸与活用
 
2017年12月27日 砺波市 地域・社会






 10月の台風21号の影響で砺波市東別所の用水路が崩落したことを受け、市は、水路の上流に災害応急用ポンプを設置した。地元関係者が26日、現場を確認した。

 大雨の影響で東別所公民館横の斜面で地滑りが起き、用水路が約60メートルにわたって崩落。近くの和田川左岸の護岸が崩壊する被害もあった。

 全長1キロの用水路の水が確保されないと、地内の5ヘクタール分の水稲作付けができず、土砂の堆積も予測された。市が県と協議し、国のポンプ貸し出し事業の活用を決めた。市内での設置は初めて。

 水中ポンプは16日に取り付けた。県道そばの排水路に塩化ビニール管150メートルを設けて用水路をバイパスし、くみ上げた水を毎分2トン排出している。見学した東別所在住の満保秀雄栴檀山(せんだんやま)自治振興会長は「地元で重要な用水路で、素早い対応はありがたい。水路復旧工事は来年内に完了してもらいたい」と話した。

© 北日本新聞
 
Copyright (c) Tonami Satellite Television Network All rights reserved.