南砺市井口小、中学校の義務教育学校移行に向けた準備会が26日、同市役所井波庁舎で開かれ、来年1月30日に協議会を発足させ、教育方針について検討を進めることを決めた。
義務教育学校は、小中学校9年間の教育を一貫して実施する仕組み。従来の「6・3」制の学年の区分を「4・3・2」「5・4」などに変えることや、中学校の学習を小学校に当たる学年で先取りするといった柔軟なカリキュラム編成が可能になる。
協議会では目指す子ども像や9年間を通した教育活動、学年の区分、施設整備の在り方などについて幅広く検討する。
教育内容を詰めた上で施設改修に入る手続きに時間を要することから、市教育委員会は2021年度の開校を目指す方向だ。
協議会には高田勇教育長や井口小、中学校長、校長会長、地元自治振興会長、学識経験者の松本謙一金沢大大学院教授ら17人が加わる。
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