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住民交えた検討会設置 南砺市
 
2018年1月5日 南砺市 政治・経済

 南砺市は庁舎統合に絡め、分庁舎がある四つの地域ごとに住民を交えた「まちづくり検討会」を設ける。それぞれの地域課題を踏まえ、庁舎の跡地利用の方向性を出した上で、庁舎統合へ議論を深める。期間は半年程度をめどにしている。4日、田中幹夫市長が年頭会見で明らかにした。

 検討会は福野、福光、城端、井波の4地域に設置。1月中に自治振興会や地域審議会などの協力を得ながら、1地域当たり幅広い世代から十数人程度を募る。

 活動は2月に開始する方針で、まずそれぞれの地域が抱える課題を洗い出した上で、解決策や必要な施設などについて検討。その後、庁舎の在り方や公共施設の複合化などについて話し合う。

 これとは別に、市全体のデザイン(ゾーニング)などについても、昨年12月に初開催した「若者との庁舎再編やまちづくりの意見交換会」で考える。市の将来を担う若者たちと、公共施設のあるべき姿などについて検討する。ことしの第1回は、1月25日の開催を予定している。

 検討会と意見交換会はいずれも参加者が自由に発言できるワークショップ形式で、専門家らを交えながら進める方針。出された意見は市議会とも情報共有していく考え。

 田中市長は「庁舎統合をきっかけに、新しいまちづくりを考える元年にしたい」と述べた。

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