南砺市は3月、朝日町と共に東京で移住セミナーを開く。北日本新聞の連載「消えてたまるか!朝日町 記者の役場体験記」をきっかけに連携事業が実現した。田中幹夫市長が4日、年頭の記者会見で説明した。
3月4日に東京のふるさと回帰支援センターで開催。田中市長や笹原靖直朝日町長、地域おこし協力隊員らによるパネルディスカッションなどを通じ、魅力を発信する。
両市町は共に「消滅可能性都市」に位置付けられ、移住・定住促進や空き家対策に力を注ぐなど共通点が多い。
昨年6月、本紙連載「消えてたまるか!朝日町」の企画として、両市町長らによる夜なべ談議が行われたのを機に連携を強化。南砺市は朝日町の取り組みを参考に、体験ハウスを拠点とした移住体験ツアーを取り入れ、単身の1世帯の移住につながるという成果も生み出した。
今回のセミナーは合同事業の第1弾。今後も継続したい考えだ。田中市長は「東西両端の自治体から県全体を盛り上げていきたい」と意欲を示した。
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