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距離リレー女子は平中が優勝 県スキー選手権
 
2018年1月9日 南砺市 スポーツ・文化






 第79回県スキー選手権最終日は8日、南砺市のたいらクロスカントリーコースで距離リレー(男子40キロ、女子15キロ)を行い、男子は雄山高(宮木海、川除(かわよけ)大輝、広瀬崚、三森楓汀)が1時間59分52秒6で2年連続3度目の頂点に輝いた。女子は平中(宮崎美樹、久保音乃、高田千有来)が55分13秒3で2001年以来となる5度目の優勝を果たした。

 前日までとは違い、雨が降る中でのスタートとなった。男子は9チーム、女子は4チームが出場。男子の雄山高は前半2位につけていたが、終盤に逆転した。2位は立野ケ原スキークラブ、3位は南砺平高だった。女子の平中は2走でトップに立ち、そのまま制した。2位は城端中A、3位は南砺平高だった。

 ジャンプと複合は14日、立山シャンツェとあわすの平クロスカントリーコースで実施する。

■若い力、堂々の滑り
 若い力の台頭を印象づけた。女子・平中は1、2年生チームながら堂々の滑りで他を圧倒。同校としては17大会ぶりとなる快挙を達成した。1年生のアンカー・高田は「逃げ切れるかどうか不安だった。1位でゴールできてうれしい」と喜んだ。

 1年生の1走・宮崎はレース中盤まで3番手だったが、最後の下り坂でスピードに乗り2位に浮上。「2走で追い付けるよう、少しでも差を縮めたかった」。粘りの滑りで首位に約8秒差まで詰め寄った。

 思いを託された2走の久保(2年)は、大会1日目のフリーの反省からストックの使い方を改善。力をうまく伝えられるようになり、平地や上り坂で力を最大限に発揮した。さらに、苦手な下り坂でもスピードを落とすことなく、残り500メートル地点で逆転した。「3走の気持ちを軽くしてあげたかった。普段は差を付けられる下り坂も自信を持って臨めた」と胸を張る。高田は安定した滑りで首位をキープ。2位以下との差を広げてゴールした。

 2年前の県学童選手権で2位入賞するなど小学校の頃から実績を残す3人。今大会の優勝を弾みに次も頂点を見据える。久保は「県中学選手権でも優勝を狙う」と力を込めた。

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