13日に小矢部市の桜町JOMONパークで開かれる「縄文火占いまつり」に向け、同市石動幼稚園の園児9人が10日、当日ご神火がともされるペットボトルに、夢や願い事を書いたカードを貼ってキャンドルを仕上げた。桜町石斧(せきふ)の会の協力で桜町遺跡に親しんだり縄文イベントに参加したりしてきたが、3月末の閉園に伴い、こうした活動は今回が最後となる。
縄文人が犬をかわいがっていたことにちなみ、犬の形のカードが用意された。年長児は遊戯室でピアニストや美容師などになる夢をカードに書き、年中、年少児は教諭に夢を書いてもらったカードに色を塗った。ペットボトルにカードを貼り、完成を喜んだ。
13日は新年の運勢を占う火占いを午後4時半から行い、キャンドルに火がともされる。「友だちと鬼ごっこをしたい」などと、園児が残りの園生活でしたいことを入れたカードを貼ったキャンドルも飾られる。
約10年前から園児の活動に協力してきた石斧の会の山本護会長(75)は「子どもたちの元気な声や笑顔が見られなくなるのは寂しい。大きくなっても市の宝物の桜町遺跡を大切にする心を持ち続けてくれればうれしい」と話した。
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