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職員数踏まえ規模検討 市庁舎問題 議会で協議継続
 
2018年1月12日 南砺市 政治・経済

 南砺市議会全員協議会が11日、同市役所福光庁舎で庁舎統合をテーマに開かれ、4地域で市が設ける検討会議によるまちづくりの議論と並行し、災害対応や職員数削減を踏まえた庁舎の在り方について協議を進める方向になった。

 検討会議は分庁舎がある福野、福光、城端、井波の各地域で各種団体代表15人程度が加入。庁舎跡地利用などについて議論を進める。庁舎統合を巡る住民らとの意見交換で、分庁舎がなくなることに不安の声が上がったのを受け、設立する。昨年12月にあった若者との意見交換会も継続し、全市的な観点でのまちづくり論議につなげる。上口長博市長政策部担当部長は「地域の不安が解消されることが、庁舎問題を解決する上で大切になる」との考えを示した。

 才川昌一議長はこうした説明を受け、「議会の要望とも合致した方向」と前向きな受け止め方を示した。議論には「何カ月かかかる」との見通しを示し、「それまで何もしないわけにはいかないので、災害時の業務継続計画や職員定員適正化計画について継続的に協議したい」と述べた。議員から異論は出なかった。

 才川議長は職員削減の方向を踏まえた庁舎の規模、災害時の庁舎の安全性と対応について検討を進める考えだ。

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