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五箇山和紙、白く良質に 平でコウゾ雪ざらし
 
2018年1月16日 南砺市 地域・社会






 和紙の原料となるコウゾを漂白する「雪ざらし」が南砺市東中江(平)の東中江和紙加工生産組合(宮本友信組合長)で最盛期を迎えている。青空が広がった15日は、1メートルほど積もった雪の上にコウゾの束が広げられた。

 雪ざらしは五箇山地方に古くから伝わる手法。7〜10日間、雪上でコウゾを日光にさらすと葉緑素が抜けて白くなる。従業員の宮本謙三さん(54)がコウゾの束を並べ、手際よく裏返して日光に当てた。宮本さんは「今冬は12月から雪が積もり、作業ははかどっている」と話した。作業は2月末まで続くという。

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