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泉質・気軽さ人気です 昨年4月オープン「ゆずの郷 やまぶき」
 
2018年1月18日 砺波市 地域・社会






 砺波市庄川町庄に昨年4月オープンした市健康福祉施設「ゆずの郷(さと) やまぶき」の有料入浴者数が今月で、初年度目標の2万2千人を達成する見込みとなった。泉質の良さや手軽さが人気で、リピーターや市外の利用者も多い。指定管理者として運営する庄川峡観光協同組合は日頃の感謝を込め、26〜28日の利用者に入浴招待券を配る。

 やまぶきは庄川峡福祉保養センター・やまぶき荘跡地に開設。男女各8平方メートルの内風呂と2平方メートルの露天風呂があり、庄川を望める。庄川清流温泉の湯を引き、ミネラルを多く含む泉質は美容や健康にいいとされる。宴会や会合に利用できる和室や、飲食店なども備える。

 休憩所や子どもが遊べる部屋を設けたことで、平日は高齢者、休日は親子連れらでにぎわう。大人500円で気軽に立ち寄れ、「風呂が気持ちいい」「施設がきれい」と好評。月2、3回通う川口明さん(69)=高岡市内免=は「こじんまりとして落ち着ける雰囲気」と気に入っている。

 昨年9月以降は毎月、回数券の使用が前月比15〜20%増とリピート率の伸びが加速しており、有料入浴者数の目標達成は今月24日ごろの見通し。

 3月からは入浴時間を1時間延ばして午後7時までにし、仕事終わりの人にも利用しやすくする。4月には庄川峡観光協同組合がやまぶき近くの庄川河川敷公園の指定管理者になり、複合的なサービスを提供していく。

 やまぶきの永井保事務主任(68)は「2年目は一定して多くの利用者に来てもらえるよう、より良い施設運営に努めたい」と話している。

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