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台湾児童に水栽培指導 砺波市 チューリップ花育活動
 
2018年1月19日 砺波市 地域・社会






 砺波市と市花と緑と文化の財団は、交流のある台湾・嘉義(かぎ)市の文雅小学校で、児童にチューリップの水栽培について栽培キットを用いて教えた。花育の活動を通してチューリップへの関心を高め、県産球根の輸出再開につなげたい考えだ。

 砺波市は2014年から観光や産業で嘉義市と交流。16年12月には県花卉(かき)球根農業協同組合と協力して26年ぶりとなる県産球根の輸出を嘉義市へ行ったが、昨年は嘉義市側の都合で見送っている。

 文雅小とは16年に砺波チューリップ公園で球根の植え込み体験を開いてから親交を深め、昨年は県産球根が3個ずつ入った同組合の栽培キット60個を贈った。

 今回はチューリップ四季彩館の三上亜紀代管理係主任と砺波市観光協会の平井くるみさんが16日に文雅小を訪問。キット200個を全校児童に配り、水栽培の植え方や育て方を指導した。中華圏の春節(旧正月)に合わせ、2月15〜20日に開花する見通し。

 砺波市は今後、教材としてキットを購入してもらえるよう文雅小に働き掛ける。津田泰二市農業振興課長は「学校を発信拠点にチューリップの魅力が嘉義市内全体に広がり、さらには行政も動かせればいい」と話している。

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