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個人の議案賛否公開 南砺・砺波市議会が決定
 
2018年2月23日 砺波市 政治・経済

 南砺、砺波の両市議会は22日、議員一人一人の議案への賛否を公開することを決めた。議会活動の「見える化」の一環で、南砺は3月、砺波は6月の各定例会から実施する。これで県内16議会のうち、個人の賛否が非公開なのは立山、上市、舟橋の3議会だけになる。

 南砺市議会は、同市役所福光庁舎で議会改革特別委員会を開き、ホームページ(HP)での公開を決定。全20議員が自民クラブに所属しているため、これまでは「議会だより」やHPに「全会一致で可決」と掲載してきた。議決の結果責任を各議員が果たす観点から山田勉委員長が提案すると、異論は出なかった。

 砺波市議会は、全員協議会で公開を了承した。HPと「市議会だより」で行うとし、HPには定例会後、数日以内に掲載する。今藤久之議長は「議会改革の一環。『開かれた議会』に向け、公表することにした」と話した。

 この日の南砺市議会の協議では、本会議や常任委で行っているインターネット中継を、特別委や全員協議会に拡大するかどうかを、議会運営委で協議していくことを申し合わせた。

 砺波市議会の協議では、来年3月の議会基本条例制定に向けて7月から議会報告会を開き、素案を説明するとした。予算特別委の新設を求める意見が出され、議会運営委で検討する。

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