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耐震化率向上へ数値目標定める 南砺市
 
2018年3月1日 南砺市 政治・経済

 南砺市は耐震改修促進計画を改定し、新年度から2025年度までの8年間で、耐震化率を住宅72%、不特定多数の人が利用する特定建築物95%とする数値目標を定めた。28日の市議会全員協議会で報告した。

 地震に対する建物の安全性を計画的に向上させるための措置。住宅については2013年現在、市内1万6350戸のうち耐震性があるのは9790戸と推計され、耐震化率は県に比べ12ポイント低い59・9%。所有者への啓発や耐震化に対する支援制度などを普及させ、21年に68%、25年に72%と段階的に引き上げる。

市内にある特定建築物は公共・民間合わせて143棟。うち耐震性があるのは123棟と推計され、耐震化率は86%となっている。市は子どもやお年寄りが多く利用する施設について計画的に耐震化を図るとともに、集客施設や事務所、工場などの民間施設に対しても普及啓発を強化するとしている。

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