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砺波の星、ラグビー指導 帝京大4年の西さん、中学生クラブチームと練習
 
2018年3月2日 砺波市 スポーツ・文化






 帝京大ラグビー部の選手として全国大学選手権9連覇に貢献した砺波市栄町出身の西和磨さん(4年)が1日、庄西中学校時代に所属した中学生クラブチーム「となみワイルドバンディッツ(WB)」の練習に参加した。後輩たちに大学日本一の力と技術を伝えた。

 西さんは砺波東部小学校2年生でラグビーを始め、スポーツ少年団に入った。中学卒業後、強豪の京都成章高校に進学。帝京大では3年生からレギュラーに定着した。身長180センチ、体重112キロの体格を生かし、最前列の端でスクラムを組む「プロップ」として活躍した。

 1月の大学選手権決勝でも先発出場して運動量の多い献身的なプレーを見せた。西さんは「大学最後の試合を楽しめた」と振り返る。

 帰省した際、となみWBのメンバーと汗を流すことが多く、1日は砺波高校で約10人と練習。パスなどを見て細かく指導しながら「ナイス」と声を掛けた。キャプテンの竹本尚也さん(庄西中3年)は「ポジションの取り方などトップレベルの技術を感じた」と話した。かつて西さんを指導した林哲広さん(51)は「子どもたちの目標になっている。さらに頑張ってほしい」と激励した。

 西さんは4月からリコー(東京)に入社し、トップリーグでプレーする。「来年は日本でワールドカップがある。メンバーに選ばれるよう挑戦したい」と活躍を誓った。

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