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木彫りの里、抜本改革 南砺市
 
2018年3月13日 南砺市 政治・経済

 南砺市北川(井波)の観光施設「いなみ木彫りの里」を運営する第三セクターの経営悪化を受け、市は12日、市議会予算特別委員会産業建設部会で、この施設を第三セクターの業務提携先の部門の一つに位置付けるなど抜本的な改革に取り組む方針を示した。

 第三セクター井波木彫りの里の経営改善に向け、市は2018年度一般会計予算案に無利子貸付金6400万円を計上。無利子貸付金総額は1億6800万円になる。

 同部会で竹田秀人氏が今後の改善の見通しをただしたのに対し、米田聡ブランド戦略部長が「木彫りの里」を業務提携先のグループの1部門とすることを説明。「経理をグループ内で行い、経理担当職員は置かないことになる」とし、大胆な経営改革の一端を明らかにした。

 プライバシーに関わる問題があるとして非公開で議員間討議を行った上で、部会を再開。工藤義明副市長が17年度から5年間の経営健全化計画について「実現可能性があり、順調に改善されると思う」と述べた。

 田中幹夫市長は「5年の計画の中でしっかりしないと、次どうするかという話になる」と不退転の決意を示した。

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