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卒業記念に木彫トロフィー 井波小
 
2018年3月14日 南砺市 地域・社会






 南砺市井波小学校(野原浩昭校長)の6年生が卒業記念に木彫りのトロフィーとカップを作り、13日に学校へ贈った。ふるさと学習の一環として、地元の彫刻師の指導を受けて仕上げた力作。校内運動会で使ってもらう。

 井波小6年生が地元の井波彫刻を学ぶのは毎年の恒例で、これまでも学習成果として花を置く台や案内板を作り、贈ってきた。

 本年度はトロフィーとカップを制作することとし、地元企業からクスなどを調達して、父母らが組み立てなどの作業を担当。児童らは箱形の部材の各面に獅子頭や木の葉、野球のボールなどを思い思いに刻み込み、それらをつなぎ合わせて本体に取り付けた。児童の父でもある彫刻師、山崎新介さんらが指導した。

 それぞれ高さ約60センチ。トロフィーに「総合優勝」、カップに「応援賞」の文字が入り、運動会で優勝した団などに贈られることになる。

 13日、井波小体育館で贈呈式があり、児童を代表して山崎晴生君が野原校長に目録を手渡した。校長は「5月に予定している運動会で使いたい」とお礼の言葉を述べた。

 バトンを渡す様子を彫った田中開君は「心のバトンを(後輩に)渡したいという思いを込めたので、大切に使ってほしい」と願っていた。

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