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クロスランド再編案 タワー解体も選択肢
 
2018年3月16日 小矢部市 地域・社会

 小矢部市は15日、クロスランドおやべの再編方針案を市議会公共施設再編特別委員会で示した。タワーや小ホール、ダ・ビンチテクノミュージアムを含む博覧館を集約や機能縮小などの対象とした。メインホールは長寿命化を図り、現状を維持するとした。タワーについては将来的には解体も選択肢の一つに入れている。再編の具体的内容は引き続き検討する。

 クロスランドは1994年建築で、タワーのエレベーターや大小ホールの天井は建築基準法関係の現行法では不適格となっており、大規模修繕を行う場合は対策が必要。市は主要施設を全て維持した場合は40億9400万円の改修費が必要と試算している。

 横川和弘市教委事務局次長・生涯学習文化課長はタワーと小ホール、博覧館は長寿命化の対象としない考えを説明。当面は小規模改修で機能を維持し、施設利用に支障を来す大きな不具合の発生が予見された場合に集約や機能縮小などを行う方針を説明した。6月までに再編方針を決め、長寿命化に必要な経費を再計算した上で12月に長寿命化計画を策定。2019年度から改修を実施する考え。

 市公共施設再編計画の素案も報告した。対象148施設の再編の方向性を示し、集約はクロスランドや小中学校など16施設、廃止は統合こども園に集約される7保育所など18施設、維持は111施設、検討は3施設とした。前期(16〜25年)、中期(26〜35年)、後期(36〜45年)に分けて再編時期のスケジュールも設定した。パブリックコメント(意見公募)や行財政改革推進市民会議、4月から始まるタウンミーティングなどの意見を踏まえ、6月に策定する。

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