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昭和の小矢部
 
2018年4月20日 小矢部市 地域・社会






子に おやべ生涯学習友の会
 おやべ生涯学習友の会(池田勝義代表)は、冊子「昭和のおやべ〜カメラがとらえたわが郷の姿〜」を作った。住民から寄せられた写真約250点を掲載し、昭和の小矢部市内の街並みや住民の何気ない日常を伝えている。メンバーは「良い出来栄えになった。多くの人に見てもらいたい」と話している。

 小矢部市生涯学習講座「昭和のおやべ講座」は2016年5月に始まり、市民から写真を収集してきた。市内の昭和をテーマにした写真集が少ない中、1600枚以上が集まったため、冊子化することにした。発刊のため、昨年10月に「おやべ生涯学習友の会」を立ち上げた。

 冊子はA4判67ページで160部発行。街並みや公共施設、神事など9章に分け、白黒とカラーの写真で当時の姿を紹介する。1962年ごろの石動駅前の通りや83年の石動曳山(ひきやま)祭、市役所や駅周辺を捉えた航空写真などを掲載している。祭事で盛り上がる様子や手作業の田植えなどもあり、当時の人々の暮らしが伝わってくる。

 同会は19日、おやべ市民活動サポートセンターで総会を開催。会員は冊子を手に取り、「懐かしい」と目を細めていた。冊子は市内の小中学校や県内の図書館などに贈る。写真を使って会員が出前講座をすることも企画している。本年度中には、第2集の発刊を予定している。

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