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子どもたちが田楽行燈色塗り 福野夜高祭前に
 
2018年4月23日 南砺市 地域・社会






 5月1、2日に南砺市福野地域中心部で行われる福野夜高祭に向け、夜高行燈(あんどん)を繰り出す町内の一つである横町の子どもらが22日、地元の横町会館で、会場を彩る田楽行燈に色塗りをした。

 夜高祭の後継者が少なくなる中、子どもらに祭りへの関心を高めてもらおうと、地元の若連中OB会(長森央朗代表)が毎年企画している。今回は箱形の田楽行燈7個を用意。メンバーが和紙を貼り、下絵を描く「ろう引き」をするなど準備を進めてきた。

 22日は、地元の園児や小学生、保護者約20人が参加。模様やアニメキャラクターを表現した下絵に色塗りをした。岩本千紘君(5)は「そんなに難しくなくて、楽しい」と笑顔を見せた。

 田楽行燈は祭り期間中、大行燈の巡行ルートに設置されるほか「御手洗い」などの文字で案内看板の役割も果たす。長森会長は「自分で色塗りした行燈を見て、祭にもっと興味を持ってもらいたい」と話した。

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