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総合病院3億円黒字 砺波市議会開会
 
2018年6月12日 砺波市 政治・経済






 砺波総合病院の2017年度決算は、経常収支が約3億円の黒字となる見込みとなった。夏野修市長が、11日開会した砺波市議会本会議の提案理由説明で示し、「引き続き収益の確保と費用の節減に努め、健全な病院経営に取り組む」と述べた。黒字決算は13年度以来4年ぶり。

 砺波総合病院は09〜13年度は黒字決算だったが、14年度以降は3年連続の赤字決算。16年度は減価償却費の負担が大きいことや給与改定による給与費の伸びなどから、純損失が1億771万円だった。

 夏野市長は黒字の理由として、病院と診療所の機能分化を進めるために紹介・逆紹介の推進に取り組んだことを挙げた。外来患者数が減少したものの、入院患者数が増えたほか、入院・外来の診療単価がそれぞれ上昇したことも要因だとした。「地域医療支援病院」に承認されたことも報告した。

 逆紹介の患者が再び同病院を受診した際、2500円の再診加算料を徴収する条例改正案を提出した。

 3208万7千円減額の18年度一般会計補正予算(累計220億1791万3千円)など議案14件、報告3件を上程した。会期は28日まで。

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