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大雪で屋根大破の利賀民俗館を解体・保存 南砺市
 
2018年6月15日 南砺市 地域・社会






 南砺市は今冬の大雪で倒壊した築約200年の合掌家屋を活用した利賀民俗館(同市利賀村)について、建屋を解体した上で保存する。利賀地域の風土を色濃く残す遺構として、活用を検討する。14日の市議会産業建設常任委員会で、市側が説明した。

 民俗館は所有者から合掌家屋の寄贈を受け、1969年に旧利賀村で初の観光施設としてオープンした。農機具や生活用具、古文書といった多数の収蔵品がある。95年に現在地に移転し、2011年からは閉鎖している。

 大雪で屋根が大破したものの、地域住民らから保存を求める声が上がっていた。市は利賀地域の旧小学校などに解体した建屋の部材や収蔵品を保存。将来的に活性化に活用できる方策を検討していく。解体工事費として一般会計補正予算案に1196万円を計上した。

 民俗館に関連し、畠中伸一、竹田秀人、山田清志の各氏が質問した。

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