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かっぱ尽くし、催し盛況 福光でダンスや早食い大会
 
2018年6月18日 南砺市 地域・社会






 南砺市福光地域ゆかりの板画(はんが)家・棟方志功が愛した川のかっぱ伝説にちなんだ「だまし川のほたるとかっぱ村祭り」が17日、同市中ノ江の道の駅福光と近くの「瞞着(だまし)川」一帯で行われた。地元園児のかっぱダンスやかっぱ巻き早食い大会など、かっぱ尽くしの催しで盛り上がった。

 ステージはとなみ総合支援学校OBによる和太鼓演奏で幕開け。福光どんぐり保育園の園児がかわいらしいかっぱに扮(ふん)し、踊りを披露した。

 キュウリを積み上げた高さを競う大会やかっぱ仮装コンテスト、かっぱのよさこい踊りなども繰り広げられた。

 かっぱ川柳の入賞発表もあり、応募722点の中からニックネーム・ことぶきさん(南砺市)の「だまし川 インスタ映えで 舞うほたる」が村長賞に選ばれた。

 会場にはキュウリなどを使ったかっぱにちなむメニューや特産物を提供する飲食ブースが設けられ、多くの人でにぎわった。棟方をかたどったねぶたが展示され、夜は練り回しがあったほか、瞞着川で灯籠流しやコンサートが行われた。祭りは地元の石黒地区各種団体でつくる実行委員会が瞞着川にホタルが舞う時期に合わせ、毎年開いている。

 市観光協会も、だまし川散策や棟方が得意とした技法「裏彩色」体験を盛り込んだツアーを開催し、地元や金沢市から大勢の人が参加した。

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