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「見た目問題」関心深める ヘルスボランティア福野支部
 
2018年6月19日 南砺市 地域・社会






 南砺市ヘルスボランティア連絡会福野支部(村澤啓子支部長)の研修会が18日、同市福野体育館で開かれ、生まれつきの病による外見上の悩みを抱えてきた地元在住の河除(かわよけ)静香さん(43)の体験を通じ、「見た目問題」と呼ばれる差別の実情が紹介された。

 河除さんは顔面動静脈奇形という病気で鼻や上唇が変形し、幼いころから心ない言葉を投げ掛けられてきた。

 研修会では、体調不良により出席できなかった河除さんに代わり、共に活動する高橋佳寿江元市議がメッセージを紹介した。

 学校などでいじめを受けてきたが、夫との出会いや家族との触れ合いを通じて、前向きに生きられるようになった経緯を説明。心ない言葉を投げ掛けた側も苦悩していたことに気付いたことから、いじめ撲滅を訴えるようになった心境を語った。

 この研修会は、「心の問題」への関心を深めようと企画され、約40人が参加した。

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