南砺市の庁舎統合や公共施設再編と絡めたまちづくりの方策を議論する検討会議の意見交換会が9日夜、同市役所城端庁舎で開かれ、城端庁舎の再利用案などについて提案された。
検討会議は分庁舎がある旧4町にそれぞれ設けられ、各種団体関係者らが議論を重ねてきた。
城端地域検討会議は庁舎統合後に城端庁舎が廃止されることを前提に議論した。地域内に築40年以上の公共施設が数多くあるため、これらの機能を集約することを案の一つとして提案。図書館や商工会、公民館、交流スペースなどを供えた複合施設として、庁舎建物を再利用するアイデアを打ち出した。
参加者からは、駅から気軽に歩いて立ち寄れる施設や、特産物を扱う道の駅のような機能を供えた施設を望む声などが上がった。公費で維持することになれば、いずれ再編対象となることが懸念されるとし「稼げる施設にしたらどうか」という指摘もあった。
10日は今月から旧4町別に行われた同様の意見交換会の最終回が、福光福祉会館で開かれた。
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