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講座参加者が倍増 南砺市ヘルスボランティア
 
2018年7月13日 南砺市 地域・社会






 南砺市ヘルスボランティア養成講座の本年度参加者が19人に達し、昨年度のほぼ2倍となった。市ヘルスボランティア連絡会(村澤啓子会長)は、住民組織で福祉や防災など幅広い地域課題解決に当たる「小規模多機能自治」導入を視野に、健康づくりの人材育成を目指している。

 ヘルスボランティアは住民の健康づくりの担い手として、高齢者の交流の場となる「サロン活動」で血圧測定や健康体操の指導を担当したり、住民健診の受け付けをしたりしている。

 南砺市では年間7回の養成講座の修了者が委嘱を受ける。ボランティアメンバーは現在302人。区長らを通じた働き掛けにより、本年度の講座受講者は昨年度の10人を大幅に上回る19人に達した。40〜80代と幅広く、60代が12人と最も多い。

 本年度2回目の講座が12日、市地域包括ケアセンターで行われ、保健師からヘルスボランティアの役割や血圧測定法について説明を受けた。12月まで、高血圧や高血糖の基礎知識、介護予防、心の健康について学ぶ。村澤会長は「人の世話をしながら、自分も元気になれるのが一番」と活動の魅力を語る。

 自治振興会を軸とした小規模多機能自治導入に向けた協議にヘルスボランティアが加わっている地区もあり、村澤会長は「ヘルスボランティアの活動をもっと知ってもらいたい」としている。

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