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北日本新聞ニュース

祖先しのび伝統の輪踊り
 
2018年7月19日 南砺市 地域・社会






 日本民踊研究会県支部豊翠会(宮田豊翠悠代表)は、南砺市福光福祉会館で、秋田伝統芸能の西馬音内(にしもない)盆踊り大会を開いた。会員ら約50人が祖先の慰霊の思いを込め、輪踊りを繰り広げた。

 西馬音内盆踊りは秋田県羽後町で受け継がれ、国重要無形民俗文化財に指定されている。1985年に、豊翠会主宰だった故山下豊翠さんが会員と共に現地で講習を受け、翌年から福野地域で大会を開催。33回目となった今年から、市内各地域で開催することになった。

 会員は、亡くなった家族の着物を縫い付けた衣装や編みがさ、黒い覆面の「ひこさ頭巾」などを着けて参加。「音頭」「がんけ」と呼ばれるはやしに合わせ、しなやかな手の動きや足運びで踊りを披露した。

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