小矢部市芹川の染織作家、福島あずささんが手掛けたタペストリー展が15日から、南砺市城端のじょうはな織館で始まる。異なる色や素材を用い、陰と陽といった対照的な世界観を表現した作品が並ぶ。10月8日まで。
福島さんの初のタペストリー展で、11作品を展示した。「火と水」は、藍染めの深い青と茜染めの鮮やかな赤との対比が特長。藍染めの部分は綿や麻、茜染めの部分は古い着物の裏地やウールを織り込んだ。「天と地」「太陽と月」と題した作品や、美しいグラデーションが目を引く絹のタペストリーも並ぶ。
福島さんは「素材によって与える印象が大きく異なる。ぜひ間近で見てもらいたい」と話している。ショールやコースター、衣服なども展示する。北日本新聞社後援。
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