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石動コミュニティプラザ20年8月完成へ 小矢部市議会
 
2018年9月14日 小矢部市 政治・経済

 小矢部市内の四つの公共施設の機能を集約して新たに整備する「石動コミュニティプラザ(仮称)」に関し、市は2020年8月の完成・利用開始を目指す。13日の市議会本会議で、砂田克宏教育委員会事務局長が中田正樹氏の一般質問に答えた。

 石動コミュニティプラザは、総合会館(市民会館)と石動コミュニティセンター、勤労青少年ホーム、市民活動サポートセンターを統合する施設。建設場所は総合会館の東側で、延べ床面積は2100平方メートルを予定している。総合会館は工事中も利用できるが、完成後に解体する。建設に伴い取り壊す予定の「まちなかトイレ」は24時間利用できるため、新しい施設にも外部から一日中出入りできるトイレを設ける。駐車場は石動幼稚園跡地の約50台を含めて約200台を確保する見通し。

 施設の名称を巡って、中田氏は「石動」の地名を残すべきと主張。砂田事務局長は公募を含めて市民の意見を幅広く聞いて判断したいとした。

 このほか、白井中、竹松豊一、谷口巧、林登の各氏が一般質問した。公共施設再編、人口対策、決算の各特別委員会の設置も決めた。

■17年度のいじめ28件
 2017年度の小矢部市内のいじめの認知件数は小学校21件、中学校7件の計28件だった。本会議一般質問で竹松豊一氏が質問し、砂田克宏教育委員会事務局長が明らかにした。

 内容としては「冷やかしやからかい」が最も多かった。今年4月時点で、小学校の14件、中学校6件のいじめは既になくなっていたとした。不登校の児童生徒は小学校2人、中学校11人だった。

 また、教科書など勉強道具を置いていく「置き勉」は、市内の全小中学校9校で既に一部教科で行われていると明らかにした。資料集や音楽、図工の教科書など家庭学習に必要のないものに限定しているという。

■北信越や全国規模のスポーツ大会相次ぐ
 2019年度に小矢部市内で北信越や全国規模のホッケーの大会が相次いで開かれる。本会議代表質問で嶋田幸恵氏の質問に、桜井森夫市長が答えた。

 7月に北信越中学校選手権大会と北信越社会人選手権大会、11月には北信越高校選抜大会を実施。時期は未定だが、全日本マスターズ大会も開かれる予定。嶋田氏は、東京五輪でホッケー競技の会場となる品川区との連携も提言。市長は「調査したい」と述べた。

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