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楽しさ広がる巨大迷路も登場 まちなみアートinいなみ
 
2018年9月19日 南砺市 地域・社会






 南砺市井波地域中心部一帯を美術館に見立て、多彩なアート作品を展示する22〜30日の「まちなみアートinいなみ2018」会場の一角に、段ボール製の巨大迷路が登場した。30日に利用してもらう。芸術空間にとどまらず、子どもや親子向けの多彩な楽しみの場を提供する。

 「まちなみアート」は、井波別院瑞泉寺周辺の町家や工房、商店など90カ所以上にアート作品約300点を展示する催し。瑞泉寺では聖徳太子絵伝の絵解き説教を再現し、真宗王国の雰囲気を漂わせるほか、周辺の寺院でも斬新なアート空間をつくり出し、芸術性豊かな井波の魅力を発信する。

 巨大迷路は、子どもを含む幅広い年代層を呼び込むのを狙いに、実行委員会が南砺市商工会青年部井波支部の協力を得て、瑞泉寺山門脇の旧聖徳幼稚園舎に設置した。「まちなみアート」では初めての取り組みとなる。

 業者に特注した高さ約110センチ、幅と奥行き約70センチで、穴が開いた箱形の段ボールを組み立て、長さ8・6メートル、奥行き7・2メートルの迷路に仕立てた。穴をくぐりながら前へ進み、探検気分を味わえる。出入り口は一つずつ設け、出口に段ボール製で魚の形をした滑り台を置いた。18日、商工会青年部員らが出来栄えを確かめた。

 30日は午前11時にオープンする。実行委瑞泉寺賑わい委員長の北村隆洋さん(44)は「多くの人が瑞泉寺を訪れるきっかけになればいい」と願っている。「まちなみアート」は北日本新聞社共催。

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