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府録さん(小矢部出身)銅賞 ジャパン・ケーキショー
 
2018年10月11日 小矢部市 地域・社会






 小矢部市出身で製菓学校教員の府録友己さん(35)=神奈川県=が、9日から東京都立産業貿易センター台東館で開かれている日本最大の洋菓子コンテスト、2018ジャパン・ケーキショー東京のピエス・アーティスティック(ショコラ部門)で2年連続の銅賞を受賞した。地元小矢部であった倶利伽羅峠の戦いでの、燃えるたいまつを牛の角に付けて敵に突進させる「火牛の計」を題材にしたチョコレート作品を出展した。同ショーは11日まで開かれ、府録さんの作品を含めた約2千点の洋菓子が展示されている。

 府録さんは井波高校を卒業した後、京都の製菓学校に進学し、砺波市と金沢市、ベルギー、東京の洋菓子店で修行を積んだ。現在は町田製菓専門学校(東京)で教員を務める。同ショーに出展するのは今回が4回目。昨年は井波彫刻の獅子の子落としを題材にしたチョコレート作品で銅賞を受賞した。

 生徒からは「富山の観光大使」として親しまれており、年賀状には毎年富山の写真を使うという。府録さんは「自分の作るお菓子を通して全国の人に富山のことを知ってほしい。いつか地元に戻ってお菓子に関わる仕事をしたいが、まずは銀賞を取ることが目標」と話した。

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