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安全に牛岳楽しんで 砺波登高会、登山道に案内看板設置
 
2018年10月19日 砺波市 地域・社会






 登山愛好者でつくる砺波登高会は、牛岳(987メートル)の登山道「牛嶽ふるさと歩道」に新しい案内看板を設置した。18日は砺波市庄川町湯谷の国道471号沿いにある登山口などで作業し、計15カ所に18本の取り付けが完了した。牛岳の登山者は年々増加傾向にあるといい、同会は「登山を安全に楽しみ、自然を満喫してほしい」と話している。

 砺波登高会には砺波市を中心に高岡、富山、南砺市などの愛好者30人が所属し、4年前から登山道の草刈りや倒木の除去に取り組んでいる。今年6月には山開きを前に、登山者が休憩できる手作りの木製いすを道沿いに設けた。

 設置から35年たった案内板は、朽ちたり倒れたりしていた。4月には女性が山道から滑落する山岳遭難事故があり、安全確保につなげるため新たな案内板を設けることにした。提案を受けた砺波市が資材を提供した。

 マツを使って9月に製作。支柱は高さ2メートルで「砺波市・砺波登高会」と彫った。ルート標識の板は長さ0・5メートルで防腐処理を施し、茶色に塗布した。

 この日は会長の田嶋道夫さん(70)=砺波市柳瀬=らメンバー4人が集まり、4カ所に案内板を設置した。田嶋さんは「牛岳はこれから紅葉を迎える。魅力を十分味わってほしい」と話している。

 同会と市は11月11日、牛岳登山を兼ねた自然教室を開催する。参加費は無料。問い合わせは田嶋さん、電話090(8091)1506。

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