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北日本新聞ニュース

イノシシの巨大しめ縄完成 小矢部・桜町石斧の会
 
2018年12月13日 小矢部市 地域・社会






 小矢部市民有志でつくる「桜町石斧(せきふ)の会」は12日、桜町JOMONパークの高床建物に飾る巨大なしめ縄を作った。地元の桜町遺跡からはイノシシの骨が発見されており、縄文人とゆかりの深いイノシシをかたどった。19日に飾り付ける。

 体験棟で古代米のわらを材料にした直径10センチの縄を用意。会長の山本護さん(76)や副会長の宗田徹也さん(72)ら4人が縦2・5メートル、横3・6メートルの愛くるしいデザインのイノシシを仕上げた。

 青森県弘前市のイノシシ形の土製品など、全国の縄文時代の遺跡からイノシシとの関わりを示す品が出土している。桜町遺跡では食材のごみ捨て場からイノシシの骨が見つかっており、狩りで捕まえていたとみられる。

 イノシシは来年のえと。山本さんは「子どもたちが感動してくれればうれしい」と話している。縄文しめ縄は来年1月12日の「火占いまつり」で燃やす。

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