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特産「ヤーコン」漬物に 小矢部の営農組合初作業
 
2019年1月23日 小矢部市 地域・社会






 小矢部市下後亟(しもごぜ)に完成した市特産の根菜「ヤーコン」の加工所で22日、地元の営農組合の女性たちが新商品の漬物作りに向けて初の作業に取り組んだ。第1弾の試作品は7月中旬ごろに完成予定。ヤーコンは南米・南アンデスが原産で、ラクトオリゴ糖やミネラルなどを豊富に含む。同市では2013年に生産者や団体でつくる「いなばヤーコン倶楽部」が発足。昨年12月には、市ならではの産品「小矢部ブランド」に認定されている。

 下後亟営農組合は同倶楽部で最も多くの栽培面積を手掛けている。見た目や大きさが原因で売ることができないヤーコンを有効活用しようと、育苗施設横に加工所を設置。女性の活躍の場を広げる狙いもあり、県の補助金を活用した。他の生産者の作ったヤーコンも加工し、同倶楽部が販売に協力する。

 この日は女性5人が、こうじ漬けにするため皮むきなどに取り組んだ。山室みどりさん(68)は「作業がしやすい。頑張っておいしい漬物を作りたい」と意気込んだ。

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