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北日本新聞ニュース

「泣いてすっきりしたい」に効く本紹介
 
2019年2月1日 小矢部市 地域・社会






 「泣いてすっきりしたい」「キュンキュンしたい」?。そんな“症状”に効く本を紹介する展示「BOOKセラピー〜本のお薬は、あなたのそばの図書館へ〜」が1日から小矢部市民図書館で始まる。北海道の図書館が考えた企画で、フェイスブックを通じて全国の図書館に広がっている。担当者は「新しい本と出合ってドキドキワクワクを楽しんでほしい」としている。

 BOOKセラピーは北海道の滝川市立図書館が始めた。図書館が連携することで可能性を広げようと、黒部市図書館宇奈月館主査の内山香織さんが管理し、全国の図書館関係者が参加するフェイスブックグループ「小さな図書館の貸出アップ大作戦」で呼び掛けたところ、1月28日時点で全国各地の計25館が参加することになった。宇奈月館も2月下旬から取り組む予定。

 小矢部市民図書館も考えに賛同した。薬袋のような封筒には「泣いてすっきりしたい」「キュンキュンしたい」「思いっきり笑いたい」「新しいことにチャレンジしたい」「とにかく癒やされたい」の五つの悩みが記してあり、ラベルのデータは滝川市立図書館から提供を受けた。職員がいずれかの症状に効くと思う小説や写真集などを2冊入れ、約40セットを用意。27日までを予定しているが、なくなり次第終了する。担当者は「多くの方に利用してほしい」と呼び掛けている。

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