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新聞活用の学習紹介 津沢中の市川教諭
 
2019年2月4日 小矢部市 地域・社会

 北九州市で開かれていた日教組の第68回教育研究全国集会が3日、「豊かな学びを保障する教育実践を積み上げていこう」とのアピールを出し、3日間の日程を終えた。延べ約1万人の教員らが参加し、現場の取り組みなどに関する約620本のリポートが発表された。

 最終日には中学校の社会科の授業で新聞を活用した試みも紹介された。

 小矢部市津沢中学校の市川義浩教諭(45)は、北日本新聞ぶんぶんジュニア面の「5大ニュース」に取り組んだ活動を報告。2年生43人全員が1週間、毎朝10分間新聞を読み、印象に残った記事を切り取って感想をノートに記載。10班に分かれ、それぞれの記載内容を検討し、班ごとに一つずつニュースを選び出した。

 最後は、これまでに選んだニュースについて学年全員で投票し、「トランプ米大統領の北朝鮮政策」などを選出した。生徒からは「世界での動きが分かって面白い」などの感想が聞かれた。

 市川教諭は「生徒の主体的学びを引き出すためには興味を持たせる教材選びが重要。新聞は有効なツールで一方的に与えられた知識ではなく、自ら情報を選び出すことができる」と話した。

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