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子どものネット被害防げ 砺波の三井さん毎年講演17年目
 
2019年2月15日 砺波市 地域・社会






 砺波市鷹栖の会社員、三井和弥さん(62)は毎年2月、地元で、中学校入学予定者の保護者を対象にインターネットトラブル防止に向けた講演を行っている。今月上旬の講演で17年目となり、三井さんは「今後も続けていきたい」と意気込んでいる。 (砺波支社編集部・正橋悠)

 三井さんは鷹栖小、出町中両校のPTA会長や砺波市PTA連絡協議会長を歴任してきた。2000年ごろから携帯電話を持つ中学生が増え始め、インターネットに関するトラブルも見られるようになってきたという。

 当時、通信会社に勤めていたこともあり、「何か社会に貢献できることはないか」と考えるようになった。そこで、03年から毎年2月に、少年警察ボランティアとして同小学校PTAの保護者研修会で、ネットトラブル防止に向けた講演を行ってきた。

 今年は9、10の両日、同市鷹栖公民館で実施。18歳未満が被害者となるサイバー犯罪が増加している現状や、携帯電話を子どもに与える際に親子でルールを決めることの大切さなどを紹介した。家庭の安定が学校生活の安定につながるとし、メンタルヘルスの重要性も指摘した。

 三井さんは「そろそろ引退しようかとも思ったが、講演を続けた方が良いという声をもらった。来年も行いたい」と話した。

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