金沢大の学生が南砺市五箇山地域で合宿し、人間力の強化に取り組むプログラムの一環として17日、参加者20人が民泊を通じて学んだことを報告した。
同大は2014年度から、五箇山地域や石川県の能登、白山麓などで「地域『超』体験プログラム」と名付けたカリキュラムを実施。住民との交流を通じて、地域への理解を深め、社会性を育んでいる。五箇山合宿は16〜18日の日程で民泊をはじめ、雪かきやかんじきなどを体験する。
報告会は市タカンボースキー場であり、山崎光悦学長が学生に質問を投げ掛けながら進めた。学生は宿泊先の家族との交流を踏まえ「田舎に抱いていたマイナスイメージが変わった」「伝統を継承するための体制が整えられている」などと振り返った。田中幹夫市長も参加し、学生たちの発表に耳を傾けた。
18日は南砺平高校で郷土芸能などを体験する。
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