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新施設を有効活用 小矢部市議会
 
2019年3月6日 小矢部市 政治・経済






 小矢部市議会は5日開会し、津沢あんどんふれあい会館の整備費などを盛り込んだ2019年度一般会計予算159億5010万円や、18年度一般会計補正予算2878万円(累計166億7028万円)など29議案を上程した。

 19年度に同会館が完成するほか、石動駅併設の新図書館がオープン。20年8月には石動コミュニティプラザ(仮称)が完成予定で、桜井森夫市長は提案理由説明で「有効かつ有益に活用するとともに既存施設の統合を推進する」と述べた。19年度は第7次総合計画が始まる節目の年とし、地域社会や住民意識の変化に対応して施策を実行する考えを示した。

 条例関連は、ホテル誘致を進める「宿泊施設立地促進条例」改正や公共施設使用料の見直しに向けた条例の改正など。公民館長の報酬を、なり手不足の解消に向け、現行の年額6万5千円から同12万に引き上げるとしている。この他の議案は宮島北部地区を対象とした辺地総合整備計画の策定。会期は22日まで。

■使用料見直しで体育館施設増収へ

 小矢部市は5日、10月からの使用料見直しを目指す公共施設のうち体育関係10施設で、市の案通りに実施した場合、約179万円の増収になる試算を示した。

 市は3月定例会に12施設の使用料を見直す条例改正を提出。5日の市議会全員協議会で吉田康弘氏の質問に市教育委員会の谷敷政江スポーツ課長が、2017年度の実績を基に各体育関係施設の収入の試算を答えた。文化スポーツセンターは約45万円から約72万円、ホッケー場と野外運動広場は約72万円から119万円、陸上競技場は約29万円から約59万円などにそれぞれ増える。行政評価も報告し、337事業のうち映像情報発信事業(おやべ情報発信委員会活動支援事業)と市内3高校を対象にした青少年海外派遣事業が廃止となった。

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