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タワーの湯来年3月廃止
 
2019年3月19日 小矢部市 地域・社会






 小矢部市は、市総合保健福祉センター2階の「タワーの湯」を2020年3月末をめどに廃止する。廃止後のスペースは、幼児・児童向けの施設への改修を検討する。同センターには「子育て世代包括支援センター」を新たに設け、サポートの拠点化を進める。18日の市議会公共施設再編特別委員会で市が報告した。

 1階の児童センター内の「子ども家庭支援センター」の機能は、20年4月に開園予定の大谷、蟹谷両統合こども園(仮称)に移る。母子・父子自立支援相談室と家庭児童相談室は残し、子どもが生まれてからのサポートを切れ目なく行う「子育て世代包括支援センター」を新設する。改修を経て20年度中に本格稼働し、こども課も入る。

 1999年オープンのタワーの湯は、近隣に温浴施設ができたことなどを理由に、公共施設再編計画で「廃止」するとした。廃止後のスペース活用に向け、2020年度に基本・実施設計、21年度に改修に取り組む。3歳以下と4歳以上が一緒に遊べる施設の要望もあり、市は対応できるように検討したいとした。

 市の掘削した源泉「おやべ温泉」はタワーの湯以外に、道の駅メルヘンおやべとケアハウスおやべ、市社会福祉協議会のデイサービスセンターに供給しているが、くみ上げ施設の老朽化が進んでおり、在り方を検討する。市総合保健福祉センターの建物全体に関しては、19年度に長寿命化に向けて個別施設計画を策定する。

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