砺波市の砺波高校は17日、創立110周年を記念した講演会を開き、同校の卒業生でつくる礪波(となみ)同窓会名誉会長の綿貫民輔元衆院議長(91)が「砺波魂」と題し講演した。
綿貫元衆院議長は、学生から会社員時代を振り返り、大雪が降った際に道路の整備がされておらず大変な苦労があったことを挙げ「地域を救うために国を動かそうと思った」と衆院議員に立候補したきっかけを披露。42歳で初当選し、道路整備と除雪対策に尽力。融雪装置や除雪車両の増加につなげた。
綿貫元衆院議長は「雪道をめげずに通った“砺波魂”が自分の原点。負けてたまるかという気持ちを持ち、マイナスをプラスに変える新しい発想の転換を心掛け、砺波魂を守ってほしい」と後輩たちにエールを送った。
講演後、3年生6人と交歓会を開き、生徒を代表して中美雅(みやび)さんが綿貫さんに花束を手渡し、掃部裕暉さんが謝辞を述べた。
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