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北日本新聞ニュース

みこし「出あい」勇壮
 
2019年4月22日 南砺市 スポーツ・文化






 南砺市福光地域の宇佐八幡宮と荒木町八幡宮の春祭りが21日行われ、それぞれのみこしが福光地域中心部を勇壮に練った。夕方には小矢部川の福光橋でみこし2基が対面する「出あい」が勇ましく繰り広げられた。

 宇佐八幡宮は福光地域中心部を流れる小矢部川の左岸に位置する。230年余りの歴史があるみこし巡行では、厄年に当たる数えの25、42、61歳と、42歳の前厄、後厄の計117人が巨大なみこしを交代で担いだ。

 一日がかりで旧町部の10キロ余りを練り回り、商売繁盛を願う店や祝い事のあった家の前で威勢良く上下に揺らした。庵屋台や獅子舞も繰り出した。祭の中心を担う42歳でつくる「鼓舞士(こぶし)会」の山田浩司会長は「担ぎ手が少なくなる中、心を一つに担ぐことができた」と話した。

 右岸にある荒木町八幡宮のみこしは地元の壮年クラブや青年会のメンバーらが担ぎ、町内の家や事業所を回った。獅子舞もあり、にぎやかな祭り囃子が響き渡った。

 午後5時すぎに福光橋で始まった「出あい」では、双方の担ぎ手たちがみこしを上下に揺らしながら「わっしょい、わっしょい」と威勢の良い声を上げ、集まった見物人を楽しませた。

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