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北日本新聞ニュース

アウトレット横に日帰り温泉
 
2019年4月24日 小矢部市 地域・社会






 小矢部市西中野の三井アウトレットパーク北陸小矢部横に日帰り温泉施設「天然温泉 風の森」が5月24日にオープンする。2013年にアウトレット開業が決まってから市は温浴施設の誘致に力を注ぎ、23日は市役所で桜井森夫市長と、施設を経営するツルカメO&E(高松市)の代表者が記者会見した。

 アウトレットを運営する三井不動産から周辺への温浴施設の誘致を勧められ、市が取り組んできた。ツルカメO&Eは大阪府や九州などで温浴施設を展開し、小矢部市は10店舗目で北陸初進出。「風の森」は女性が喜ぶとともに、ワンランク上となる日帰り温泉をコンセプトとした。

 鉄骨2階建て延べ床面積約2466平方メートル。浴室エリアには露天岩風呂など6種類の風呂やサウナがあり、女性浴室は炭酸シャワーを設置。岩盤浴は天然岩塩を全体に活用した。岩盤浴利用者はコンサートシアターや、電気書籍などが楽しめるライブラリールームが使える。部屋も備えた家族風呂もある。レストランでは市特産の稲葉メルヘン牛や卵を使った独自メニューを提供する予定で、施設全体で地域の活性化につなげる。総工費約13億円。

 営業時間は午前9時〜午後10時。入場料金は大人1200円、小人800円、幼児100円。

 桜井市長は「アウトレットを核としたにぎわいづくりで重要な施設だ」と強調。同社の須賀豊社長は「年間400万人が訪れるアウトレットはインパクトがある」と語り、年間25万人の利用を目指すとした。真下博行執行役員営業統括本部営業開発部門長も説明した。

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