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活動34年歩いて健康増進 城端シニア健歩会
 
2019年5月24日 南砺市 地域・社会






 南砺市城端地域の歩こう会「城端シニア健歩(けんぽ)会」は、30年以上にわたって地域住民の健康づくりに貢献している。現在の会員数は220人。メンバーは「長年これだけの規模を維持している歩こう会は珍しい」と胸を張る。23日も会員約100人が立山に足を運び、散策を楽しんだ。

 城端シニア健歩会は1986年に旧城端町教育委員会の講座として設立され、2004年の合併を機に現在の名称に改めた。60歳以上のシニアの健康増進や交流を目的に、年8回活動。自然観察や史跡巡りのほか、近年はバスに乗って他県にも出掛けている。活動回数は34年間で260回余りに上り、無事故が続いていることも自慢の一つだ。

 会員数は発足当時の約400人より減ったが、現在も200人以上を維持。60歳から90歳近くのメンバーが所属している。同会庶務の前田康久さん(77)=同市西明・城端=は「発足から30年以上たった今も、大勢の人が入会してくれる」と語る。組織維持の秘訣(ひけつ)は、全会員を対象にした毎年のアンケートだという。要望の多い行き先を聞き、反映するよう努めている。

 23日は同市城端の駐車場で会員がバス2台に乗り込み、立山町の雄山神社前立社壇の参拝に出発した。令和最初の活動ということもあり、山本欣正会長(77)=同市城端=があいさつ。「これからも安全で、元気よく活動していこう」と呼び掛けた。

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