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桜クリエ、指定管理移行後は柔軟に活用へ 南砺市
 
2019年6月19日 南砺市 政治・経済

 南砺市は同市立野原東(城端)に整備した市クリエイタープラザ桜クリエについて、指定管理に移行後は1時間単位で共用スペースを利用できるようにするなど、柔軟に活用していく。18日の市議会産業建設委員会で、石川弘、片岸博、松本誠一各氏の質問に市が説明した。

 同施設は幅広い創作活動の担い手を集める拠点で、市は来年度に直営から指定管理への移行を予定している。ことし5月末現在の利用状況はオフィス(全8室)が5室、個人向けのコワーキングスペース(全18席)が12席。利用率向上が課題となっている。

 施設をより使いやすくするため、指定管理移行後はこれまで半日や4時間などの単位で貸し出していた多目的室や展示室といった共用スペースを、1時間単位で利用できるように変更する。シェアオフィスのような形で利用できる場所も設ける。

■棟方作品100点展示 福光美術館巡回展
 7月27日から南砺市の福光美術館で始まる巡回展「棟方志功の福光時代展 信仰と美の出会い」は、地元ならではの棟方の作品約100点が展示される。18日の市議会産業建設委員会で片岸博氏の質問に市が概要を説明した。

 巡回展はこれまで東京都や鹿児島市で開催され、南砺市が4カ所目。各地域で展示されてこなかった作品も含め約350点を予定している。

 市内の小学生を招待するほか、棟方ゆかりの自治体で開く「棟方サミット」の関係者らにも周知。田中市長は9月23日までの会期中にシアターオリンピックスや「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」が市内で開催されることに触れ「全実行委が連携し、足を運んでもらえる流れをつくる」と強調した。

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