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5歳児暴行事件で 南砺市が対応反省
 
2019年6月21日 南砺市 政治・経済

 5歳の息子に暴行したとして、南砺市内の40代男が傷害の疑いで今月南砺署に逮捕されたことを受け、市は20日の市議会総務文教委員会で、児童相談所や警察にすぐに知らせなかった一連の対応について「反省している」と述べた。山田清志氏の質問に武田秀隆教育部参事が答えた。

 男の逮捕容疑は昨年11月4日、市内の自宅で息子の頭に暴行を加え、額を切るなどのけがを負わせた疑い。

 市によると、昨年11月に保育士がけがに気付き、被害男児の関係者に確認。父親の暴行によるものと分かったが、この関係者から「通報してほしくない」と頼まれたため、児童相談所や警察に通報しなかった。

 ことし6月、別の市職員が関係者から児童虐待について相談できる場所を尋ねられ、県や高岡市の機関のほか、警察の110番登録制度を紹介。関係者が南砺署を訪れたことで、事件が発覚した。

 武田参事は市の対応について「何を差し置いてもまず児童相談所に報告し、調査の上で判断を受けることが重要であった」とし、「再度現場に周知を徹底する」と述べた。

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