小矢部市石坂の和田俊世さん(92)を中心とした同市埴生地区の住民3人が地元の功労者や農地の変化などを冊子にまとめた。2009年から歴史や文化を伝える冊子を作っており、8冊目。「口伝えでなく、文章として残していきたい」と話している。
和田さんは地区郷土史の編集委員仲間だった津田久雄さん(83)と大岩精子さん(73)と協力して冊子作りに取り組む。今回は「埴生地区の後世に伝えたい伝統文化その2」と題し、昨年4月に完成した冊子の続きに当たる。耕地面積の推移や休耕田の状況なども盛り込んだ。A4判52ページで40部用意した。
これまで発行した冊子を活用した取り組みも出てきており、埴生公民館のウオーキングイベントに使った。3人は「満足する出来栄え。昔の埴生地区を知りたい人に活用してほしい」と話している。
冊子の問い合わせは和田さん、電話0766(67)4363。
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