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北日本新聞ニュース

太子絵伝8幅デジタル複製
 
2019年6月24日 南砺市 地域・社会






 井波太子伝絵解きフォーラムが23日、南砺市の井波別院瑞泉寺で行われた。同寺宝物殿所蔵の聖徳太子絵伝8幅の複製が、製作を担った名古屋大人類文化遺産テクスト学研究センターによって披露された。

 国の重要美術品に認定されている原本は通常は公開されておらず、毎年7月の太子伝会に使われる絵伝は明治のころ描き写されたものという。

 同センターが原本の複製に取り組み、デジタル技術を駆使して精細な複製を作った。1幅は高さ約2メートル、幅80センチで、8幅にわたって聖徳太子の生涯が描かれている。

 フォーラムは同センターが企画した。複製当時に同センター長だった阿部泰郎龍谷大教授や村松加奈子龍谷ミュージアム学芸員、太子伝会で絵解き説教を行う妙蓮寺の竹部俊惠住職らが瑞泉寺の絵伝の特徴や伝統継承の大切さなどについて講演した。北日本新聞社後援。

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