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北日本新聞ニュース

井波で木彫刻キャンプ開幕
 
2019年8月19日 南砺市 地域・社会






 世界9カ国の彫刻家が公開制作する「南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ2019」が18日開幕し、開会式とウエルカムパーティーが市井波総合文化センターで行われた。作家とボランティアら350人が出席し、国や文化の違いを超えて交流を深めることを誓った。30日まで。

 キャンプは「木彫りを通して世界をつなぐ」をテーマに1991年から4年ごとに開き8回目。木彫刻のまち・井波をPRするイベントとして定着している。

 公開制作は井波芸術の森公園を会場に19日から本格的にスタートし、28日まで。米国やイタリア、中国、西アフリカのベナン、日本など9カ国の12人と地元・井波の2団体が、原木からアートを生み出す過程を披露する。会期中はトークショーや木彫り体験教室、コンサートなど多彩なイベントを予定している。

 開会式は南砺平高校郷土芸能部による五箇山民謡で幕開け。実行委員長の忠田北日本新聞社会長があいさつし、実行委員会会長の田中幹夫南砺市長は歓迎の言葉で「昨年の日本遺産認定で盛り上がっている井波を発信したい」と述べた。各国の彫刻家は井波中学校の生徒から花束を受け取った。

 キャンプは南砺市や県芸術文化協会、北日本新聞社などでつくる実行委主催。

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