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郵便局員が高齢者訪問 小矢部市が日本郵便と契約締結
 
2019年9月25日 小矢部市 政治・経済






 小矢部市は10月から、日本郵便の「みまもり訪問サービス」を市内2地区で始める。郵便局職員が高齢者宅を月1回訪れて体調などを確認し、市に伝える。日本郵便によると、北陸3県の自治体で行政サービスとして導入するのは初めて。契約の締結式が24日、市役所で行われた。

 サービスは2017年に始まった。郵便局職員らが月1回、高齢者の健康状態や心配事など10項目を聞き取り、メールなどで家族らに報告する。交通事故のけがの補償などが無料で受けられる。これまで全国11の自治体が契約を結んだ。

 同市は地域での見守り体制強化に向け、高齢者福祉事業の一環で取り入れる。対象となるのは、市委嘱の高齢福祉推進員がいない山間部の2地区に住む65歳以上の高齢者。市が利用料1人当たり月額2500円(税抜き)を負担する。12人の利用を見込み、当初予算に39万2千円を計上した。

 締結式で桜井森夫市長は「サービスは心強い」、上畠忠泰小矢部郵便局長は「市の福祉向上に役立てたい」と述べた。

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