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「フレイル」予防へ協定 南砺市と朝日町
 
2019年10月4日 南砺市 政治・経済






 南砺市と朝日町は3日、加齢により運動や認知機能が低下する状態「フレイル」の予防事業に向け、ノウハウを持つ東京大高齢社会総合研究機構と連携協定を結んだ。住民が高齢者の健康に気を配り、互いに支え合うまちづくりを目指す。

 フレイルは筋力の衰えや疲れやすさなど、心身に弱さが表れた状態。適切に対応すれば、生活機能を維持・向上できるとされる。

 同機構は、ふくらはぎの太さや生活習慣などからリスクを調べる「フレイル・チェック」を開発。住民がチェックに協力し、高齢者の健康状態を確認する、67自治体に広まっている。

 南砺市地域包括ケアセンターで開かれた協定締結式には同機構の飯島勝矢教授、田中幹夫南砺市長、笹原靖直朝日町長、連携を仲介した山城清二富山大附属病院教授総合診療部長が出席した。南砺市、朝日町では指導を受けた理学療法士や作業療法士が、高齢者の健康をチェックする住民を養成する。

 田中市長と笹原町長は「支え合いの気持ちを育む事業につなげたい」などと話した。締結式の後、飯島教授が講演。4日午後2時から朝日町のアゼリアホールでも講演する。

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