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井口小中一貫校設置協 校名「南砺つばき学舎」
 
2019年11月21日 南砺市 地域・社会

 南砺市井口小、中学校の義務教育学校移行に向けた小中一貫校設置協議会(委員長・成瀬喜則富山大大学院教授)が20日、市役所井波庁舎で開かれ、校名を「南砺つばき学舎」とすることを決めた。今後、市議会3月定例会で提案され、議決されれば正式に校名となる。

 事務局は「なんと椿学舎」を提案。椿が井口の名産であり、種から7〜10年かけて成長し、花を咲かせる点が9年間の義務教育学校と重なることなどの理由を挙げた。

 委員から「『椿』は井口の特徴を表していて良い」などの肯定的な声が上がった一方、「椿は小学生が書けない」などの意見があり、「南砺つばき学舎」と決まった。市教委では今後、3月定例会で提案するまでに、地元に校名について説明する場を設ける。

 校歌や校章、制服について、新たなものを作ることも決めた。次回の協議会は来年1月下旬に開く。

■義務教育学校、先行事例に 教育長
 18日の南砺市公共施設再編計画改訂方針検討委員会で市内の小中学校を大幅に減らすことが望ましいとされたことについて、松本謙一教育長は「単純に統合ではなく、義務教育学校とすることで公共施設としての面積は半分になる」と述べ、「井口での取り組みを市内の先行事例としたい。各地域に学校を残す方向にしたい」と話した。

 今後、校区を超えた部活動の拠点校化にも早急に取り組まないといけないとし、来年度にも運動競技関係者らを集めた委員会を開く考えを示した。

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